







**「北の国に生きる」**
指先かじかむ 真白な朝
薪をくべたストーブが 部屋を満たす
凍った川辺に 映る影
踏みしめる雪の音が 心に響く
遠くで響く キツネの声
澄んだ夜空に 星が瞬く
厳しさの中で 分かち合う温もり
君となら 越えてゆける
北の国に生きる 風のように
孤独じゃない 支え合う心がある
凍てつく冬を超えたなら
春の花がほほ笑む日が来る
雪解けの小川が 光る頃
ふきのとうがそっと 顔を出す
言葉足らずな 父の背中
その強さが今なら 分かるよ
夏の陽射しに 笑う君
広がるラベンダー 風に揺れる
短い季節に 刻まれた想い
鮮やかに 胸に残る
北の国に生きる 空のように
果てしなく 続く夢を見よう
離れても心はそばにある
秋の紅葉が 優しく包む
木の葉が舞い落ちる 初雪の朝
何も言わずに 寄り添う時間
不器用な愛でもいい
君とこの場所で生きていたい
北の国に生きる 風のように
流れながらも 消えない想い
巡る季節の中でまた
きっと君と 出会える日が来る
夜空に浮かぶ オリオン座
どこにいても 同じ空を見てる
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