オリジナル曲♪
**「季節をほどく指先」**
朝露をまとった草の海
裸足で歩く まだ眠る丘
遠くの空に浮かぶ雲を
ただ眺めながら
少しだけ立ち止まる
(hmm...)
麦畑を揺らす六月の風
ゆっくり流れる時間の中
君は何気なく
季節の話をしていて
その横顔を見ていたら
胸の奥の静かな場所に
小さな光が灯(とも)った
夕焼けがほどける頃
肩越しに染まる景色が
きれいだね、と
言いかけてやめた
言葉にすると
少しだけ
遠くなりそうで
君と季節になれたなら
春には花の香りになって
夏には木漏れ日になって
秋には風にまぎれながら
冬にはぬくもりを残したい
川は流れ
鳥は歌い
同じ景色を繰り返しても
なぜだろう
君がいるだけで
少し違って見える
(only you...)
雨上がりの森の匂い
濡れた葉の先に揺れる光
君はしゃがみこんで
小さな木の実を見つめていた
そんな何でもない時間が
不思議なくらい愛おしくて
気づけば心は
君の隣へ向かっている
ねえ
恋というものは
大きな出来事じゃなくて
見過ごしてしまうほどの
やさしい瞬間なのかもしれない
蛍が漂う川辺で
夜の静けさに耳を澄ます
君の呼吸と
草の揺れる音が
どこか似ている気がして
そっと目を閉じた
君と季節になれたなら
風になって髪を揺らし
雨になって頬に触れて
晴れた日には影となって
帰る場所を照らしたい
野原の向こう
森の向こう
まだ知らない日々の中も
変わらずに
君のそばで
景色を見ていたい
花が散って
緑が深まり
木々が色づき
雪が降っても
心の中では
君と過ごした時間だけが
静かに息をしている
君と季節になれたなら
朝焼けよりも穏やかに
星明かりよりも近く
何度季節が巡っても
また君を見つけられる気がする
土の香りも
川のきらめきも
遠い空の青ささえも
全部抱いて
君へ向かう
(Stay with me...)
大きな約束はいらない
ただこの先も
同じ風を感じながら
歩いていけたら
それだけでいい
暮れていく空の下
今日という一日を
そっと閉じるように
君を想う
(hmm...)
そしてまた
新しい季節が始まる
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