オリジナル曲♪
**「洗いかけの茶碗」**
「なぁ、母ちゃん」
また遅くなった
灯りひとつだけ残る台所
湯気の消えた味噌汁が
今日も俺を待ってた
(ahh… stay…)
(まだ起きてたの?)
子供の頃はさ
怒鳴られるたびに
「うるせぇな」って
ドア蹴って飛び出した
でも帰ればいつも
何も聞かないまま
おかえりって笑って
冷えたメシ温めてた
泥だらけの靴も
破れた夢の話も
全部まとめて
抱えてくれてたんだな
なぁ母ちゃん
あんたの背中
こんな小さかったっけ
白い指先
荒れた手の意味を
今さら知ったよ
母ちゃん
俺まだちゃんと
強くなれてないわ
情けない夜には
今でもあんたの声
探してしまうよ
「大丈夫」って
たったそれだけで
歩けた道がある
洗いかけの茶碗の横
今日も愛が冷めずに残ってる
(ohhh… mother…)
(帰っておいで…)
覚えてるか
雨の日の運動会
誰も来れない中
びしょ濡れで手振ってたろ
恥ずかしくて俺
見ないふりしたけど
ほんとは誰より
嬉しかったんだ
給料日前になると
おかず減ってた理由も
「ダイエット中」なんて
嘘ついてたことも
最近になって
やっと分かった
なぁ母ちゃん
もしも明日
俺が消えたとしても
最後に浮かぶのは
あの日の夕焼けと
あんたの笑い声だ
母ちゃん
あんたにもらった
名前を背負ってる
転んで泥まみれでも
投げ出さず生きてるよ
「負けるな」って
泣きながら叩いた
あの背中の熱を
忘れたことなんか
一度もなかったよ
(woah oh oh…)
(生きて、生きて…)
母ちゃん
あと何回
「ただいま」って言えるかな
あと何回
その小さな手を
握れるかな
母ちゃん!!
俺ようやく少し
人を愛せそうだ
傷ついた誰かにも
あんたみたいに
優しくしたいんだ
帰る場所があるって
それだけで人は
生きていけるんだな
洗いかけの茶碗の横
今日もあんたが笑ってる
母ちゃん
照れくさいから
ちゃんと言えねぇけど
生まれてきてよかったって
今なら胸張って言えるよ
(ahhhhh…)
(ありがとう…)
(ありがとう…)
「母ちゃん」
腹減った
今日のメシ、なに?
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