沈黙の稜線(Ambient Country)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/10/27 12:40
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**「沈黙の稜線」**
——静かだな。
風の音が、まるで呼吸みたいだ。
……君の足跡。
……僕のため息。
白い雪に、すぐ消えてく。
ザク…… ザク…… ザク……
音だけが、僕らの会話だった。
“stay… just stay…”
遠くの尾根に、朝の光が差して、
君の頬を 一瞬だけ照らした。
その瞬間が、
——今でも消えない。
“don’t fade away…”
愛してた。
それしか言えなかった。
風が「ゴウ…」と鳴るたび、胸が裂ける。
“I still love you… I still love you…
君の息が まだ空気の中にある。
……それだけで、生きてる気がした。
——ねぇ、君。
山って、残酷なくらい、静かだね。
“silent… silent…”
雪を踏む音。
……心が軋む音。
同じリズムで、登ってた。
君は笑ってたけど、
その笑い方が もう少しで泣きそうだった。
愛してた。
それが今も、僕の中を巡ってる。
沈黙の中に、君の声が混じる。
“across the ridge… I call your name…”
……山は、黙ってる。
それが答えみたいに。
——風がやむ。
君の声が、雪に溶けた。
「さよなら……」
この歌詞は、恋人同士の登山を舞台に、沈黙や間を巧みに用いた現代的な叙情世界を描いている。雪を踏む音や風のささやき、尾根に差す朝の光など、自然の音や景色を細かく描写し、登山中の身体感覚と心の動きを重ねることで、内面の孤独や愛の喪失感をリアルに表現。語り手の投げやりで静かな口調と、柔らかく知的な語りが、感情の奥深さと諦観を伝える。英語の静かなバックコーラスが空間に溶け込み、心の残響や記憶の余韻を際立たせ、しんみりとした哀愁と暗い美しさを醸し出している。 ...
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