**「夜明けには間に合わない」**
冷たい風が カーテンを揺らす
「もう寝よう」と君がつぶやく
その声がまだ 胸に残る
(stay with me... stay with me...)
言葉にすれば壊れそうで
今日もまた黙ってた
君の指先 冷たいけど
離せない理由がある
季節の境目みたいに
心がざらついてる
誰にも見せないまま
時が過ぎていく
“ah...”
笑ってた写真の中の
二人は遠い幻
何も言わなくていい
それで充分だった
朝が来るたびに 少しずつ消えていく
君と見た景色も 声の余韻も
それでもまだ 灯りをともすように
愛してるって言えなくても
君の影を探してる
静かな街の息づかいが
記憶をほどいていく
(stay with me...stay with me...stay with me...)
涙が落ちても 驚かない
悲しみは静かに馴染んでいく
君が眠るその音だけが
まだ僕を繋ぎ止めてる
朝が来なくてもいい 君がここにいるなら
名前も言葉もいらない
ただこの呼吸のリズムで
ひとつになれた気がした
“ah...”
夜明けには 間に合わない
それでも 君を見ていた
(stay with me...stay with me...stay with me...)
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