**「鏡の孤城」**

古びた城の中で 僕はひとり  
窓から見えるは 枯れた庭の風  
光の差し込む 部屋の隅で  
鏡に映る 僕の孤独

遠くで響く 風の音に  
思い出が揺れる  
黒い森を越えた先  
君が待つ場所

鏡の中で 君と踊る  
桜が舞う京都の町で  
その瞳に映る景色は  
僕だけのもの

石の階段を上るたび  
ひんやりした空気が包む  
古い絨毯の上で  
君の笑顔が浮かぶ

夜空に輝く 星の下で  
記憶が語りかける  
広がる雪の箱根の街で  
君と歩いた道

鏡の中で 君と踊る  
青い海が見える湘南で  
その瞳に映る景色は  
僕だけのもの

鏡の中で手を伸ばす  
遠い日の約束が今  
雨に濡れた鎌倉の街を越えて  
光の中でひとつになる

鏡の中で 君と踊る  
桜が舞う京都の町で  
その瞳に映る景色は  
僕だけのもの

古びた城の中で 君を待つ  
その鏡の中で いつか出会う日まで