オリジナル曲♪
**「弦の芽」**
(hmm... hmm...)
小さな村の 片隅の工房
不器用な指で 弦を張る娘
誰にも聴かせず 独り言のように
一本の音を そっと爪弾いた
(just one string... just one sound...)
種のような音が 掌の中で
根を張るように 胸に広がる
下手でもいいの、と 呟きながら
今日も窓辺で 弦を鳴らしてた
一本の弦が 歌いはじめる
若葉のように やわらかく震え
木漏れ日のなか ひとり紡ぐ音
誰かに届くと 知らないままで
(reach through the leaves...)
村の広場に そっと持ち出せば
風が運んで 隣の家まで
下手な旋律 誰かが真似て
気づけば二つの 音が重なる
(two strings now, two sounds now)
根っこは伸びて 隣人たちへ
若葉は増えて 木陰をつくる
届くはずないと 諦めてたのに
気づけば村中 音であふれてた
一本の弦が 森になってく
若葉のように 増えてゆく音
木漏れ日のなか みんなで紡ぐ
不器用な音が 誰かの心に
(we reach through the leaves...)
ある日、聴こえた 遠くの旋律
別の森から 歩いてきた男
彼の弦が 彼女の音に応え
不器用同士 拙く重なる
下手でもいいと 笑いあいながら
二つの根っこが ひとつに絡む
一本だった弦が オーケストラに
若葉は森になり 空を覆う
木漏れ日のなか あなたと私
不器用な音が みんなを包む
(here we are, here we are)
(stay with me, grow with me)
弦の音、遠く、あたたかく…
(hmm... hmm...)


