彼のいる山(Country Ballad)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/8/9 7:22
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**「彼のいる山」**
朝焼けが 靴に落ちて
ひとりで山道をのぼってる
ザックの底から出てきた
あの人の手紙、もう読んだはずなのに
「ここで待ってる」って書いてあった
あの避難小屋、今も変わらない
でもそれが どの季節のことだったか
わからなくなるくらい 時が流れてた
彼は言った 「この山は話す」って
風が耳元で囁くとき
あの声を思い出すのがつらくて
わざとラジオのボリュームをあげた
彼の好きだった 青いチェックのシャツ
着ても寒くて 心の奥が震える
すれ違った登山者に笑ってみせても
あたしの笑顔は 山の霧に溶けた
「一緒に見よう」って言ってた景色が
目の前に広がってるのに
その肩がここにないだけで
何も見えない 何も感じられない
だけど 山はまだ あの声を憶えてる
夕暮れの向こうに 呼ばれた気がした
走り出した足が止まらない
どこにいなくたって あたしはここにいるよ
置いてきたはずの「さよなら」が
小石にぶつかって 響いてる
この胸の奥で 何度でも
「また会おう」って 言ってる
「また来るよ、彼のいる山へ」
「さよなら」
この歌は、亡くなった恋人を思いながら山を登る女性の心情を描いている。かつて二人で見ようと約束した景色が目の前に広がるが、そこに彼の姿はない。山という大きな自然の中で彼の声や存在を探し続ける彼女の姿は、喪失と向き合いながらも前へ進もうとする葛藤そのもの。彼の不在を受け入れきれずに過去と現在の狭間でもがきつつも、最後には「ここにいる」という思いにたどり着く。山の風景と記憶が重なり、静かで力強い再生の物語となっている。 ...
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