**「壁の上に空がある」**
朝焼けの下で 俺たちゃ壁に張りついた
凍ったカムと 手の感覚を失いながら
「おい、大丈夫か」って声も
風に持ってかれたよ
裂けたフレークに エッジだけで立って
次のホールドは 命賭けの賭け
錆びたピトンが 俺の祈り
落ちたら終わり だけど登るしかない
あいつが言った 「この一手で抜けられる」
けど岩は無言で あいつを拒んだ
ザイルが張って 空に弧を描き
俺の叫びが 空に溶けてった
壁の上に 空がある
けどその空に あいつはいない
壁の上に 答えはない
だけど登らずに 戻れない
ジャミングした手が 血にまみれて
だけどその血が 俺を支えてた
「選べ」って壁が 俺にささやく
生きるために 誰かを残すのかって
壁の上に 空がある
あいつの夢が まだ揺れてる
壁の上に 何もない
それでも俺は 登ってゆく
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