








**「氷の壁、登るしかないじゃん」**
山がさ、「おいでよ」って呼ぶわけよ
「こっちおいで〜」って、めちゃ軽く
でもさ、あの氷の壁、マジでヤバくて
笑ってるくせに、牙剥いてる感じ?
アイゼン決めた足の裏にさ
なんか嘘くさい空気が張りついてんのよ
仲間の声とか、もう風と一緒でさ
誰が誰だか分かんない、でも登るしかないのよ
登るしかないじゃん この氷の壁
友情とか正義とか もうどうでもよくてさ
敵?味方? そんなん見えないし
とりあえずロープ結んで、もう進むしかない
心の中じゃめっちゃ叫んでる
「やめとけ」って、でもさ
任務あるし、自分で選んだんでしょ?
頂上?それとも…罠?
「たぶん、あいつが黒幕じゃね?」
でもさ、証拠なんか氷の下だし
気づいたらもう戻れないとこまできてて
太陽だけが、なんか遠くで笑ってる
ピトン、スコンって抜けた音してさ
心臓がドクン!ドクン!って爆音なるし
嘘ばっか登ってたら落ちんの当たり前じゃん
でも落ちたらそれで終わり、ってさ…
キャンバスじゃないけど、これもアートでしょ?
命かけて描くタイプのやつ
氷、血、煙、全部混ざって
その中で「どれ選ぶ?」って聞かれてんのよ
登れってことだよね、この氷の壁
裏切りも全部 踏み越えてさ
正義?復讐?どっちでもいいや
ただ登ってる、それが自分の全部だから
誰のために生きてんの?
誰のためなら死ねんの?
分かんないけどさ、分かんないまま
それでも今、やるしかなくない?
登るしかないんだって、この氷の壁
もう何もかも どうでもよくなってもさ
この一歩が意味あるなら
ロープが切れたって、それでいいし
登る、登る、登るだけ
終わるかどうかなんて分かんない
でも、今この手で掴んでんのは
…オレの“答え”かもしんないから
あの壁、またニヤって笑ってさ
「また来るんでしょ?」とか言ってくんの
オレは背中向けながら
「まだ下に誰か、残ってんだよ」って呟いた
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