**「Dancing with the Shadows」**

冷たいガラスに映る瞳  
震える手で掴む過去の鍵  
影が囁く「一歩進めばいい」  
甘い声に揺れる心の檻  

薄明かりの中、呼吸は深く  
罪の香りが風に溶けていく  
戻れない、でもまだ見えない  
その先に待つ光か闇か  

踊る影と手を繋ぎ  
闇の中で愛を乞う  
背徳の旋律に飲まれて  
抜け出せない、夢の中  
「お前は誰だ？」問いかけても  
影は微笑み続けるだけ  

壁際に残る指の跡  
背後で聞こえる忘れた声  
「愛してる」と繰り返すたびに  
錆びた時計が進む音だけ  

目隠しされたまま、足を踏み出し  
焦げる匂いが記憶を呼び戻す  
赦しと罰、その境界線  
今はただ踊り続けるだけ  

踊る影と手を繋ぎ  
闇の中で愛を乞(こ)う  
背徳の旋律に飲まれて  
抜け出せない、夢の中  
「お前は誰だ？」問いかけても  
影は微笑み続けるだけ  

足元に崩れた鏡の破片  
そこに映るもう一人の自分  
「これが選んだ道ならば」  
囁く声に、涙が滴る  

踊る影と手を繋ぎ  
闇の中で愛を乞う  
背徳の旋律に飲まれて  
抜け出せない、夢の中  
「お前は誰だ？」問いかけても  
影は微笑み続けるだけ  

夜明けが訪れるその時まで  
踊り続ける影と私  
光と闇が溶け合う場所で  
最後の一歩、終わりを迎える