**「As We Were」**

駅前の時計台は止まらずに回り続ける  
君が待ってたあのベンチは　今も冷たいまま  
手に残ったコイン一枚　投げて決めた行き先は  
どこか遠く、二度と戻れない場所  

君の声がまだ耳を刺すけど  
僕の足跡は砂に消えていく  
立ち止まることができなくて  
ただ進むだけ　振り返ることなく  

Oh, as we were
君といた日々は幻のように  
揺れる街の灯りが滲む  
Oh, as we were  
触れられない記憶の破片たち  
それでも胸の奥で光る  

夕立の中の商店街　濡れたポスターが剥がれ落ちる  
君が指差した古い本屋　看板さえ色褪せている  
あの時の僕らの笑顔は  
まるで時間に焼かれたフィルムのよう  

忘れようとした分だけ  
心の奥で叫び声がする  
愛してたことを認めるたびに  
また新しい夜が来るんだ  

Oh, as we were  
君の手がまだここにあるようで  
触れたいけど影に消える  
Oh, as we were  
見知らぬ街に響く足音が  
僕を未来へ連れ出していく  

青い傘、赤いリボン  
君が好きだった小さなものたち  
全てが散りばめられた風景  
どこにいても君を探してしまう  

でも夜明けが近づいて  
光が影を塗り替えていく  
僕は今の自分を生きるため  
君の声をそっと抱きしめる  

Oh, as we were  
もう戻れない時間の欠片たち  
でも僕の中で生き続ける  
Oh, as we were  
新しい朝が迎えに来る頃  
君にまた会えた気がしたんだ