**「room number 999」**

灰色の壁に書かれた名前  
ぼやけた鏡が映す影  
静寂の中に潜む囁き  
それは誰の声か、もう分からない  

**“なぜここにいるのか”**  
問いかける声が耳を叩く  
止まらない時計の音  
夢と現実が絡み合う  

room number 999, 闇のドア
開けたら戻れない、記憶の檻  
room number 999, 誰かが叫ぶ  
「助けてくれ」 それともただの幻？  

古びたランプが揺れる光  
影の形が変わり続ける  
薬の瓶に閉じ込められた真実  
鍵を探すが、出口は遠い  

**「君は信じるのか」**  
聞こえる問いに言葉を失う  
目の前の窓は割れて  
風が叫ぶように吹き抜ける  

room number 999, 闇のドア 
開けたら戻れない、記憶の檻  
room number 999, 誰かが泣く  
「忘れたくない」 それとも罪の告白？  

冷たい手が肩を掴む  
目を閉じればまた戻る  
その手を振りほどき走り出す  
でも行き先はいつも同じドア  

room number 999, 永遠の罠 
回る回廊、終わらない夢  
room number 999,声が響く  
「ここから出たい」 それともただの願い？  

灰色の壁にまた一つ名前  
消える影、遠ざかる声  
誰かの手が鍵を持つ  
それが自分だと知った瞬間  

room number 999, もう戻らない
闇のドアの向こうへと歩き出す  
room number 999, 永遠の記憶  
忘れられない、けれど自由な空へ