**「明け方を生き切ったなら」**

終電を逃した街で
君は少し笑ってた
何も持ってない夜が
なぜか　やさしかった
(Yeah…)

夢を語るには
疲れていて
諦めるには
まだ早くて
「このままでいい」
言えなかった
そんな夜だった

君の横顔
朝に滲んで
言葉ひとつ
飲み込んだ

もしこの先
何もなくても
君といた
この明け方がある
永遠じゃなくていい
ただ　本当だった
それだけで
歩ける気がした
(It was real)
(It was enough)

忙しさのせいにして
連絡は減って
理由のない沈黙に
慣れていった
変わったのは
世界じゃなく
選ばなかった言葉

引き止めたら
嘘になりそうで
守れない
約束を消した

君の背中に
朝の風
それだけで
分かってしまった

もし別れが
決まってたとしても
君といた
時間は消えない
間違いだったと
呼ばせない
あの夜が
俺を作った
(It was love)
(It was love)

ごめんも
ありがとうも
未来さえ
言えないまま
それでも
君といた俺を
嫌いになれなかった

もし人生が
ここで終わっても
胸を張って
言えるだろう
君と見た
この空が
俺の答え
それでいい
(I could die happy now)
(I could die happy now)

始発の音に
背中を向けて
明け方を
生き切ったなら