
残り火の言葉(Country)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/9/16 16:59
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**「残り火の言葉」**
出会った日の匂いは 木の机に残ってる
無口な俺の代わりに 本だけが喋っていた
笑うお前を見ながら 言葉を探して
探すほど 遠ざかっていった
ほんの少しでよかった 抱きしめればよかった
「待ってる?」
その声に答えられず
沈黙だけが 間に落ちた
残り火みたいに 消えそうでも
胸の奥で まだ燃えてる
忘れるな 忘れられない
心はまだ お前にある
雨の夜 鍵をかけたドアの前で
「いつか帰る?」
その問いを 置き去りにした
背を向けた俺の影が 最後だった
残り火みたいに 消えそうでも
灯りだけは まだ残ってる
嘘じゃない 失くしてない
心はまだ お前にある
言えなかった言葉が 今もここにある
帰れないとしても 忘れられはしない
残り火の中で お前を呼んでいる
この歌詞は、無口で不愛想な男性の視点から描かれる恋愛の物語だ。出会いの温もりや日常の些細な瞬間から始まり、言葉にできない想いがすれ違いや沈黙を生む過程が、淡々とした語り口で進行する。ヴァースでは過去の記憶や問いかけが静かに描かれ、サビでは胸の奥に残る感情が「残り火」という象徴で力強く表現される。物語は別れや後悔を経て、最後のアウトロで未練や呼びかけとして余韻を残す構成になっており、恋人同士の感情のアップダウンと心の葛藤が凝縮されている。抑えた語りと感情の解放が交互に現れ、聴く者に静かな切なさと共感を呼び起こす。 ...
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