**「残り火の言葉」**
出会った日の匂いは 木の机に残ってる
無口な俺の代わりに 本だけが喋っていた
笑うお前を見ながら 言葉を探して
探すほど 遠ざかっていった
ほんの少しでよかった 抱きしめればよかった
「待ってる?」
その声に答えられず
沈黙だけが 間に落ちた
残り火みたいに 消えそうでも
胸の奥で まだ燃えてる
忘れるな 忘れられない
心はまだ お前にある
雨の夜 鍵をかけたドアの前で
「いつか帰る?」
その問いを 置き去りにした
背を向けた俺の影が 最後だった
残り火みたいに 消えそうでも
灯りだけは まだ残ってる
嘘じゃない 失くしてない
心はまだ お前にある
言えなかった言葉が 今もここにある
帰れないとしても 忘れられはしない
残り火の中で お前を呼んでいる
| 投稿者 | スレッド |
|---|


