白い息の記憶(Country Folk)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/9/9 16:44
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**「白い息の記憶」**
静かな雪の朝 鐘が遠くに揺れる
硝子の窓に 置き去りの言葉
「ここでは時が眠る」 誰かが囁いた
白い息が 名前を消してゆく
七つの約束は 薄紙のように破れ
胸の奥で光るのは 真実か虚構か
病室の時計が 遅れて進むたび
愛と幻が 同じ顔をしていた
雪に覆われた道 戻れぬ旅の途中
「君はまだ若い」と 声が笑う
だけど鏡の中 知らぬ顔が立っている
白い山に抱かれて 消えぬ影を追う
テーブルの上の杯 冷めきったまま
「愛するとは何か」と 問いだけが残る
沈黙の廊下で 足音を数えれば
答えより先に 扉が閉じてゆく
吹きすさぶ風の中 誰の名を呼ぶのか
「生きるとは待つこと」 影が告げる
けれど胸の奥で 火はまだ消えなくて
白い山を超えても 声は消えない
短い夢のあと 目覚めれば静寂
「ここに残るのか それとも降りるのか」
答えを告げぬまま 朝がやってくる
雪に覆われた道 戻れぬ旅の途中
「愛していた」と 遠い声が響く
やがて影と影が 溶け合うその先で
白い山に抱かれて 永遠を知る
この歌詞は、雪に閉ざされた療養地を舞台に、人の愛や記憶、虚飾と真実の境界を探る物語をフォーク調で表現しています。断片的な会話や時の遅れを象徴する時計、冷めた杯といったモチーフが、過ぎゆく日々と曖昧な人間関係を浮かび上がらせます。七つの約束や消えてゆく名前は、栄光や愛のはかなさを示し、白い山は死や永遠の象徴として描かれます。穏やかなギターとハーモニカが語りかけるような声と共鳴し、失われゆくものへの哀惜と、それでも消えない炎のような生への執着を滲ませています。 ...
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