
稜線に刻まれし夢(Epic Rock)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/8/21 21:10
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**「稜線に刻まれし夢」**
彼らは二つの魂
一本のザイルで結ばれし者
嵐の口を越え 祈祷旗の下を進む
氷壁は牙をむき 雪は記憶を覆い隠す
「あと一歩だ」──
彼女は風に囁く
「生きて帰れ」──
彼は影に叫ぶ
酸素は数えるほど 時は砂のように流れ
だが 彼らの眼差しは
頂を越えて燃えていた
登れ、稜線を越えよ
嵐を裂き、夢を抱け
見えぬ頂 白き夢の稜線
声は永遠に 氷に刻まれる
モンスーンは道を閉ざし
炎のような風が唸る夜
ランプの灯は揺れ
息は白き霧となり消える
「もし帰れなくても」──
彼女の声は祈りとなり
「ここで生きろ!」──
彼の叫びは雷鳴と溶けた
ピッケルの打ち込みは 鼓動のように
氷を裂き 天へと続く道を描く
登れ、稜線を越えよ
嵐を裂き、夢を抱け
旗は揺れる 白き風に
その名は空に 永遠に残る
──聴け、この声を
彼らは今も 稜線に立つ
雪に溶け、風に還り
夢となりて 我らを呼ぶ
この歌詞は、恋人同士の登山を神話的な語りとして描き出しています。一本のザイルで結ばれた二人は、嵐や雪に立ち向かいながら稜線を目指します。自然は牙をむき、酸素は尽き、時間は砂のようにこぼれ落ちる中、互いの声が希望と祈りとなって響きます。「あと一歩だ」「生きて帰れ」という断片的な会話は、人間の愛と生の意志を象徴し、やがて神話の宣言のようにサビへと昇華します。祈祷旗や氷壁、モンスーンなどの景観は象徴として配され、登山という行為が人間の夢と永遠の記憶を刻む儀式として描かれています。 ...
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