








**「ふたりの頂」**
「見てよ、ここが山のてっぺんだ」
君が息を切らしながら笑うんだ
風が冷たくて でもそれが気持ちいい
どこまでも続く青空が 心まで洗ってくれるみたいだよ
「登るのは毎回きついけど、それでも来ちゃうよね」
「うん、なんでだろうね?たぶん、ここに来ると時間がゆっくりになるから」
「街の喧騒も、仕事の疲れもぜんぶ置いてこれる」
「そうそう、山の空気はただの空気じゃない。重たい心も軽くしてくれるんだ」
頂(いただき)に立つ意味は
ただ高いところにいることだけじゃない
この景色の前で 自分を見つめ直す時間
それが今日も僕らを動かしているんだ
「覚えてる?あの雨に打たれた日」
「うん、あの時は本当に大変だったよね」
「でも、濡れて笑い合えたあの瞬間が好きだった」
「苦しいことも 一緒に乗り越えたからこそ思い出になるんだよね」
「人生って山登りみたいだなって思うよ」
「どんなに急な坂でも 一歩一歩踏みしめて進むしかない」
「時には立ち止まって、振り返ることも必要だよね」
「そうしてまた歩き出せる力を この場所がくれるんだ」
頂(いただき)に立つ意味は
逃げずに向き合い続けること
傷も痛みも 全部抱きしめて
だからこそ ここに立つ価値があるんだよ
「君と一緒にいると 時間がゆっくり流れる」
「この場所で感じるのは ただの自然じゃないんだよね」
「心の奥にある迷いを 山風がそっと吹き飛ばしてくれる」
「だから、また明日からも頑張れる気がするんだ」
頂(いただき)に立つ意味は
ただ景色を見ることじゃなくて
ここで感じる強さと優しさと自由
それが僕らの未来を照らしているんだ
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