**「まだ登れる」**
白髪まじりの ふたつの影
ふたたび歩く あの尾根道
笑いも涙も 置き去りにせず
背負って登る この静けさ
あの日の声が 今は笑いに
無言の夜が 歌になる
いがみあった あの頃も
いまはただ 懐かしい風
まだ登れる まだ歩ける
手を取り合えば 山もやさしい
言葉より深い この沈黙で
すべてが 赦された気がした
杖を突いても 足は覚えてる
若き日々の 傷と地図
置き忘れた 名もなき約束
今日こうして 守れた気がする
あの吹雪も いまは穏やか
命を試した あの崖も
ふたりで越えた そんな気がする
いや 越えたんだ 確かにな
まだ登れる まだ笑える
日が沈むまで 一緒にいよう
過去も今も この山に抱かれ
歩いた道が 誇りに変わる
まだ登れる まだ笑える
日が沈むまで 一緒にいよう
(まだ登れる)
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