
白の稜線(Bluegrass)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/8/3 20:19
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**「白の稜線」**
あの雲よりも高く お前を抱いて登った
凍りついた崖の影に 口づけ落とした
夢を見てたのさ 火を灯すように
命削る風の中で 名前だけが残った
白の稜線 お前と越えた
言葉より深い まなざしのまま
声が枯れても 歌は残る
お前を呼ぶよ この山の上で
目を開ければ 雪の墓標
手を伸ばせば 幻の影
最後の灯りは お前の涙
凍った空に 浮かんで消えた
あの夜 星が砕けた
「帰らないで」と震える声
けれど俺は登ったんだ
愛より高い場所へ
白の稜線 俺を裁け
罪も過去も 背負い続ける
名もなき花が 風に咲いた
お前の声が こだましている
白の稜線 ひとり越えて
想いの旗を 胸に掲げる
凍る空でも 陽は昇るさ
お前と見たよ あの頂で
この歌は、命を懸けて山を登る男と、彼を見送った恋人との別れと永遠の絆を描いている。厳しい自然の中で交わした愛の記憶が、稜線や風の中に刻まれ、やがて恋人の面影だけが彼の心に残る。高みを目指すことでしか愛を証明できなかった男は、後悔と覚悟を背負いながらも歩みを止めない。山は彼にとって試練であり、愛の証でもある。過酷な風景の中に、静かに燃える情熱と祈りが響いている。 ...
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