








**「君と登る空の先へ」**
昨日の雨で 道はぬかるんでたけど
君が笑うと 足取りが軽くなるんだ
「あともう少し」って言葉が こんなにも優しいなんて
手を取るそのぬくもり 冷たい空気さえ温めてく
小鳥の声が 枝からこぼれて
雲の隙間から 差す光に立ち止まる
一歩一歩 深呼吸しながら
昨日より高い場所 目指してく
君と登る空の先に まだ知らない景色がある
息を切らしながら 見上げた空は
どこまでも澄んでいて 言葉さえ忘れそう
この瞬間だけは 永遠になる気がしたんだ
ふと見下ろしたら あんなに小さな町
昨日はあそこで 笑ったり泣いたりしてたね
標高じゃ測れない 大事なことばかり
君とだから気づけたんだ こんなに世界が広いって
すれ違う登山者が 小さくうなずいた
知らない誰かと 同じ空を目指してる
それってすごく素敵なことだって
君がぽつりとつぶやいたね
君と見た頂の景色 胸の奥が震えてた
夢みたいな空に ただただ立ち尽くして
あの雲よりも高く 心が飛び立つようで
いまここにいる 理由がわかった気がするよ
山を下りたらまた 日常が待ってるけど
今日感じたことは どこにも消えたりしない
「ただ歩くだけじゃない」って 君が言ったその言葉
今なら よくわかるんだ
君と登る空の先に 何度でも出会いたい
どんな道でも 君となら超えていける
見上げたその空が 教えてくれた気がするよ
この瞬間を重ねて いつかまた登ろうね
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