きみのカップに朝を注ぐ(Ballad)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/5/29 7:37
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**「きみのカップに朝を注ぐ」**
風がカーテンを揺らす朝 誰もいないはずのキッチンで
ひとりきみのマグカップに コーヒーを注いでいた
パンを焼く香りにまぎれて 涙がじんわり広がる
テレビは笑ってるけど 誰の声も届かない
ふと 昨日の夢の中で
きみがまだ笑ってた気がする
それだけで今日を生きてしまえるなんて
不思議だよね
いないのに ここにいる
言葉より 深く染み込んで
君がいた頃の私は 今より少しだけ強かった
きみのカップに朝を注ぐ
そんなことさえ まだやめられないまま
駅まで歩いた小道に 咲き残る名もない花
ふたりで決めた名前さえ もう思い出せないくせに
毎日がすこしずつ 遠ざかるのが怖くて
だけどそれを止める手だって もうないこともわかってる
わたしだけが時の中
あの日から動けずにいる
でも たぶん誰よりも
きみの幸せ 願ってる
ねぇ それでも夢に出て
また笑ってくれたらいいな
それだけで また朝を迎えられるから
(遠くできみの声が聞こえるような気がする…)
いないのに ここにいる
やわらかな残像(おもかげ)が
風の音と溶けていくまで
わたしはここで 手を振ってる
きみのカップに朝を注ぐ
それがきっと わたしの愛し方
誰にも見えない やさしい朝が
今日もひとり 訪れる
この歌は、失った大切な人との日常を今も心の中に生き続けさせている女性の物語です。朝のコーヒーや小道の花など、何気ない風景の中に残る「きみ」の記憶が、彼女の心を静かに満たし、時に痛みを伴いながらも寄り添っています。夢に現れる笑顔だけが彼女の心を支え、前に進む力になっているという切ない希望が描かれています。日常の描写を通して、誰かを思い続けることの強さと優しさが胸に染みるバラードです。 ...
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