
灯が消えるまで(Ballad)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/5/17 13:33
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**「灯が消えるまで」**
「このまま 灯りが消えるまで あなたといたかったの」
カーテン越しの月が
床に影を落としてる
言葉を選ぶように
あなたが黙っている
時計の音がひとつ
わたしの胸に響く
「もう終わる」と知ってても
何も言えず うつむいた
抱きしめてよ 優しい嘘で
今だけ 終わりを隠して…
この部屋の灯り 消えるそのとき
ふたりの時間が 終わるとしても
ぬくもりひとつ 覚えていたい
光のなかの 最後の夢
別れの言葉さえ
今夜はまだ言わないで
瞳に映るあなたを
このまま閉じこめたい
扉を開ける音が
胸を締めつけるけれど…
もうすぐ灯りが 静かに消えて
あなたの影が 遠くなるの
最後のキスは なかったとしても
あなたを愛した 証(しるし)だけは…
「またね、なんて言わなくていいの 忘れないから」
この夜が明けて あなたがいなくても
わたしはちゃんと 生きていけるわ
あのぬくもりと 言葉にならない
ともしびが消える その瞬間(とき)まで
「さようなら……」
この楽曲は、別れの夜を静かに描いたバラードで、言葉にできない想いと沈黙の時間を「灯り」に重ねて表現しています。灯が消えるまでの間に交わされる視線や気配、触れられない感情が淡く揺れながら綴られ、未練や愛しさが滲む構成となっています。直接的な「さよなら」は語られず、別れの予感と静かな決意が、切なくも美しく響きます。
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