
風のあと(Ballad)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/5/17 13:19
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**「風のあと」**
ねえ 昨日の空に
ひとすじの線が伸びてた
まるで 誰かがそこに
夢を預けたみたいに
いつもより高く
雲はゆれて消えてった
声もかけられず
わたしはただ 見ていた
風にまぎれた名前を
耳の奥で呼ばれた気がした
ああ あれは幻(まぼろし)
それとも さよなら?
空へ 空へ かけていった
あなたの背中が 光ってた
遠く 小さく なるたびに
胸の奥 泣いていた
きっと今でも どこかで
あの風のあとを なぞってる
ねえ 忘れたはずの
笑い声が降ってきた
青い午後の隙間
子供みたいに 泣いてた
心(こころ)に残った 足跡
風がそっと 埋めていくけど
ねえ 消えてしまうの?
本当に 行ってしまうの?
空へ 空へ ほどけていく
あなたの記憶が 光ってた
手を伸ばしても 届かない
涙だけ あたたかい
ふいに立ち止まる午後に
わたし ひこうき雲
見つけたの
この歌詞は、空へと消えていった誰かへの深い想いを繊細に描いている。風やひこうき雲といった自然の象徴を通して、喪失と記憶、そして別れの儚さを表現。ゆったりとしたテンポと柔らかなピアノやストリングスの旋律が、胸の内に静かに広がる感情を映し出す。曲の展開に合わせて感情が少しずつ高まり、最後は静かな余韻を残す構成となっており、言葉にできない寂しさや温もりが共存している。聞く者の心にそっと寄り添うような、優しい祈りの歌である。 ...
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