








**「君がいたこの場所で」**
海辺に立つ 誰もいない午後
寄せては返す 波と時間の隙間に
ただ、君の声を探していた
太陽は高くて 空はひたすら青く
だけど心のどこか 空席のような寂しさ
写真じゃ伝わらない 君がいた世界は
もっと柔らかくて もっと無防備だったんだ
笑い合った瞬間(とき) 重ねた視線
今さら思い出して 胸がざわめいてる
今ここに君がいたら どんな顔で笑うのかな
風の匂い 光の粒 全部見せたい
退屈な日々さえも 君がいれば変わるんだ
願わなくても すでに奇跡みたいだったね
似た景色の中 歩いてみても
君がいるときとは 全部違って見えるんだ
無駄に撮った動画 ふざけた会話たち
今なら全部 宝物に思えるなんてね
言葉にした瞬間に 消えてしまいそうで
黙って空見てた夜を 覚えてる?
今ここに君がいたら 何を語るのかな
過ぎた日々を悔やむより 分け合いたい今がある
夢じゃないって思える ただ隣にいてくれた
その意味を 今ようやくわかった気がするよ
風が運んだ 君の気配に
立ち止まって 深呼吸して
まだ届くなら この声が
もう一度だけ 君に触れたら…
今ここに君がいたら 「ありがとう」って言えるかな
未来も過去も一瞬で 溶けてしまうその瞳に
もう二度と戻れないとしても 今が愛しい
“君がいたこの場所が、今も僕のすべてなんだ”
君がいたらよかったな
そんな言葉が また浮かんだ
でも今日という日を ちゃんと生きてるよ
君がいた証(あかし)とともに
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