**「空をくぐって」**
曇り硝子に 指でなぞった
君の名前は すぐ消えてった
都会(まち)の騒ぎに かき消されても
まだ耳の奥で 風がささやく
さあ 翼をください
誰のものでもない 自由な翼を
このビルの谷間を抜けて
空をくぐって どこへでも
夢の残り香 午前4時の部屋
昨日のメロディ 胸の奥でくすぶる
あの頃みたいに 笑えなくても
まだ空は青い それだけでいい
そう 翼をください
誰にも縛られぬ 僕だけの翼を
この夜のはざまを抜けて
きみの影まで 飛んでゆく
理由(わけ)なんていらない 答えもいらない
ただ この心が まだ動くうちは
鳥よりも低く 雲より高く
この世界を そっとなぞるように
ああ 翼をください
言葉より確かな 願いの翼を
この日々の狭間を抜けて
明日を見に 飛んでゆく
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