
空をくぐって(Folk)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/5/14 6:30
2
0








**「空をくぐって」**
曇り硝子に 指でなぞった
君の名前は すぐ消えてった
都会(まち)の騒ぎに かき消されても
まだ耳の奥で 風がささやく
さあ 翼をください
誰のものでもない 自由な翼を
このビルの谷間を抜けて
空をくぐって どこへでも
夢の残り香 午前4時の部屋
昨日のメロディ 胸の奥でくすぶる
あの頃みたいに 笑えなくても
まだ空は青い それだけでいい
そう 翼をください
誰にも縛られぬ 僕だけの翼を
この夜のはざまを抜けて
きみの影まで 飛んでゆく
理由(わけ)なんていらない 答えもいらない
ただ この心が まだ動くうちは
鳥よりも低く 雲より高く
この世界を そっとなぞるように
ああ 翼をください
言葉より確かな 願いの翼を
この日々の狭間を抜けて
明日を見に 飛んでゆく
この歌詞は、都市の喧騒と孤独の中で「自由」と「再生」を求める心を、内省的な語り口で描いています。曇り硝子やビルの谷間といった都会的な風景が、過去の記憶や夢と重なり、現実と幻想の狭間を漂うような感覚を生み出します。「翼をください」という願いは、逃避ではなく、もう一度生き直すための祈りとして表現され、静かに、しかし確かに心の奥へ響きます。 ...
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
投稿者 | スレッド |
---|
execution time : sec