**「風のなまえ」**
ひとつの駅を 風が通りすぎて
誰かのマフラー ベンチに落ちてた
ほどけた糸から 時間がこぼれて
見えない想いが やさしく揺れてた
さよならは 声にすれば
ほどけてしまう糸だから
抱きしめもせず ふりかえりもせず
そっと背中を 見送った
あなたを呼ぶ 風のなまえを
私はまだ 知らないまま
たとえばそれが 運命(さだめ)でもいい
出逢えた日が すべてだった
言葉の隙間に 冬が忍びこんで
笑っていたのは 強がりだったね
忘れることさえ 忘れてしまえば
悲しみさえも やさしくなるのに
時の河に 流された
いくつの夢の かけらたち
その中にある ひとつぶの星
いまも胸で 灯ってる
あなたに似た 声を聞いたら
心がまだ ふるえるけど
願いの糸を 切らずにいたら
きっとどこかで 逢えるはず
夜のかなたへ 風がゆくとき
あなたの名を 呼んでいる
今はただ 祈るように
この歌を 歌ってる
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