
風のなまえ(Folk)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/5/6 12:48
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**「風のなまえ」**
ひとつの駅を 風が通りすぎて
誰かのマフラー ベンチに落ちてた
ほどけた糸から 時間がこぼれて
見えない想いが やさしく揺れてた
さよならは 声にすれば
ほどけてしまう糸だから
抱きしめもせず ふりかえりもせず
そっと背中を 見送った
あなたを呼ぶ 風のなまえを
私はまだ 知らないまま
たとえばそれが 運命(さだめ)でもいい
出逢えた日が すべてだった
言葉の隙間に 冬が忍びこんで
笑っていたのは 強がりだったね
忘れることさえ 忘れてしまえば
悲しみさえも やさしくなるのに
時の河に 流された
いくつの夢の かけらたち
その中にある ひとつぶの星
いまも胸で 灯ってる
あなたに似た 声を聞いたら
心がまだ ふるえるけど
願いの糸を 切らずにいたら
きっとどこかで 逢えるはず
夜のかなたへ 風がゆくとき
あなたの名を 呼んでいる
今はただ 祈るように
この歌を 歌ってる
この歌詞は、過去の思い出や別れ、そしてそれに伴う切なさと希望を描いています。駅のベンチに落ちていた「誰かのマフラー」は、思い出の象徴として用いられ、時間の流れとともに消えた感情を表現しています。主人公は別れの際、言葉を交わさず背を向けて去るものの、心の中では相手への未練や思いが消えずに残っている様子が描かれています。サビでは、相手を「風のなまえ」として呼び、運命を受け入れながらも、その後の再会を願う心情が表れています。全体を通して、静かでありながら強い感情が込められた歌詞で、別れの痛みとともに、未来への希望が感じられます。 ...
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