







**「このままで」**
夜が来るたび きみの声が
遠ざかるようで 怖くなる
強がってた はずなのに
心はまだ 帰る場所を探してる
**平気なふりの言葉が**
いちばん 嘘くさく響く
きみの隣じゃない夜は
まるで呼吸を忘れる
どうか このままで
嘘でも そばにいて
一度 手放したけど
まだ ぬくもりを知ってる
さよならの後で
こんなに 求めるなんて
情けないけど 今夜だけは
ねぇ このままで
時計の針が 嘲笑う
ふたりでいた あの部屋さえ
今はもう ただの空間
でもまだ香る きみのシャンプー
**平気なふりの言葉に**
自分さえ 騙せなくなる
夢では 抱きしめてしまう
弱さが罪ならば
罰でもいいよ また逢いたい
どうか このままで
名前を 呼んでほしい
何も 変われなくても
せめて 今夜だけ許して
さよならの後で
また 触れたくなるなんて
救いなんて いらないから
ねぇ このままで
もう帰らないって
自分に言い聞かせたのに
ドアの前 立ち尽くして
指先が震えてる
泣いていいなら 泣きたいよ
ほんとはずっと 好きだった
どうか このままで
朝が来るその時まで
忘れたふりのままでいい
きみを 感じさせて
サヨナラの代わりに
もう一度 名を呼んで
言葉じゃなく この涙で
ねぇ わかってよ
このままで……
ねぇ このままで
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