








**「波の向こうにいた君」**
波の音が まだ耳に残ってる
鳥のさえずり 朝の空に溶けた
「これが幸せか?」って 自分に聞いた
たんぼ道に君は 傘もささずに立ってた
あの夏、遠くフィリピンから
光のように 現れた
村の声 母の叫び
何も知らないふりして
笑ってた 泣いてた
君といた あの部屋で
I want it that way
愛なんて言えなかった
けど君がくれた 「ただいま」の意味
I want it that way
消えた影をなぞるたび
優しさが痛いよ 波の向こうにいた君
郵便局の窓に 映った二人
笑いながらも どこかずっとすれ違い
白いシャツに染みた味噌汁
君が覚えた この土地の風
母の背中と君の涙
「帰ろうか」と言えなくて
僕は 何も守れず
ただそこに立ってた
I want it that way
愛を誓う言葉より
炊きたてのごはん 小さな笑顔
I want it that way
思い出なんかじゃない
今でも聞こえる 君の「ありがとう」
「おかえり」って君が言う
台風が過ぎた日の夕暮れ
誰もいない畳の上
残されたのは あの赤い櫛
I want it that way
君が選んだ遠い未来
僕はまだここで 君を待ってる
I want it that way
名前さえ呼べずに
ただ波を見てるよ 風の匂いの中
波の音が 消えた朝に
君の「ただいま」が 今も響いてる
(I'm still here, waiting for you.)
(Waiting for you.......)
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