**「AFTER-焦土に咲く花」**

 —Tell me if it ever meant anything—  

灰色に染まる朝　窓の外　名前さえ消えた  
 コーヒーの底に　沈んでる　あのキスの記憶  
 君が遺した声が　ドアの向こう　まだ囁く  
 「忘れないで」  
 その一言だけ　ナイフみたいに　胸に突き刺さる  

鳥のさえずりも　もう聞こえない  
痛みだけが今、生きてる証

 壊れたままの “I love you”  
 君の目に僕はいたのか？  
 間違いばかり選んで　手を伸ばしても　届かなくて  
  
 焦土の中で咲いた花  
 君がくれた愛の棘  
 忘れられない痛みこそ  
 今を生きてく光だろう？

 曇り空とキャンパス　ページをめくる指先  
 光よりも眩しかった　その笑顔が壊れてく  
 「わかってるのに、止められない」  
  君の声がまだ　胸の奥　リピートされてる

 未来（さき）を見つめるその背中に  
 「さよなら」がもう滲んでた

 崩れたままの "I miss you"  
 君の真実（ホント）に触れたくて  
 叫んでも　叫んでも　名前だけが空を裂いていく  
  
 だけどこの焦土に咲いた花  
 君の痛みを覚えてる  
 終わりから始まるんだ  
 This is our “AFTER”
 
 もしもう一度　出会えるなら  
 傷じゃなく　夢を語りたい  
 壊れた心の奥に  
 君という名の火がまだ灯ってる  
 “Don’t fade away!”

 朽ち果てた "I love you"  
 でも嘘じゃなかっただろ？  
 傷だらけの真実（リアル）だけが  
 この命を燃やしてく  
  
 焦土の中で咲いた花  
 涙と怒りで咲いた花  
 もう迷わない  
 これが僕らの “AFTER”

君の声がまだ、夜の中にいる