








**「君のうしろ姿」**
君のいないこの街で
夕暮れが 頬をなでた
痩せた風が 唇をふれて
「おかえり」って 聞こえた気がした
すれ違う影に 何度も振り向いて
分かってたのに まだ 胸が騒ぐ
ねえ 君はまだ あの光の中にいるの?
それとももう 誰かの夢の中?
声をかけたくて 名前を叫んでも
届かないって 分かってるのに
雨の日 二人で見てた くだらないドラマ
台詞の癖も 今も 覚えてる
紅茶の染み 直さなかったクッション
まだこの部屋には 君の笑い声
「大丈夫」って 言ったのは 僕だけで
本当は君も 寂しかったんだよね?
抱きしめたあの夜を もう一度だけでいい
それすら願えない 今の僕には
もしもいつか 街のどこかで
すれ違ったら 何も言わずに
ただ 瞳に 映してくれたらいい
あの頃のままの 僕を
青い傘を 開くたびに
思い出すよ あの空の色
「さよならじゃなかった」って 君に言えたなら
少しは 楽になれるのかな
君の後ろ姿を
夢の中で まだ 追いかけてる
I wish nothing but the best…
そう 願いながら 君を忘れられない
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