








**「愛してはいけないと思っていた」**
もう 終わったと思っていたの
あの夜 振り返らずに帰った
笑顔の奥で 泣いていたのは
私じゃなくて あなたの幻影
だけど 追わずにいられなかった
数えきれない夜の中で
誰よりも君が “僕のすべて”だったと
今さら気づいて 胸が裂けた
何度も言いかけた言葉は
いつも喉の奥で止まって
“友達”という鎧のまま
心を置き去りにした
僕は臆病だった
君の笑顔を壊すことが怖くて
でも愛は 黙って消えるほど
軽くはなかったんだ
愛してはいけないと 思っていた
長すぎた沈黙が 答えだと
でも今夜 秒針が凍る前に
伝えたい ただ一つの真実
「愛してる」それだけで
この世界が また動き出す
あのカウントダウンの音が
孤独の鐘のように響いた夜
振り返ったら あなたがいて
言葉よりも先に涙がこぼれた
君の目に映る僕が
やっと“答え”になれた気がして
初めて 時の意味を知った
今も これからも
愛してもいいのなら 今言うよ
未来に続く この鼓動で
何年もかけた 遠回りの旅路が
やっと 君の手にたどり着いた
「遅すぎる」なんて言わないで
君を待つには 人生は長い
そして、始まる
0時を超えて―― ふたりの時間が
投稿者 | スレッド |
---|