








**「君のいない未来」**
誰もいない午後の道を ひとりで歩いてた
君とよく行った あの角を曲がると
風の匂いが 季節を連れてきて
何もかもが 昨日のように思える
ほんの少しだけでいいから
やり直せたらなって
バカなことを また思ってる
蝶がひとひら 舞い降りて
僕の肩に そっととまる
「あの頃のこと、まだ覚えてるかい?」
なんてさ まるで君が言ってるようで
笑ってしまったよ
机の引き出しの奥から 古い手紙が出てきた
君の字は どこか丸くて優しかった
「ありがとう」なんて書かれてたけど
本当に言いたかったのは 僕の方だった
君を守れる男には
なれなかったけど
今も君を想ってる
雨が静かに 屋根を叩く
君の涙を 思い出す
気づけなかった あの夜の声
もしも もう一度だけ話せるなら
ちゃんと 向き合えただろうか
時間はいつも 意地悪で
忘れた頃に また君を運んでくる
夢の中だけの再会じゃ
少し 寂しすぎるよな
蝶が空へと 消えていく
君の隣で 幸せならいい
僕は僕で 生きてくさ
君のいない未来でも
君のいない未来でも
ギターとこの唄があれば きっと
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