
呼びかけた名(Hymn)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/4/13 9:41
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**「呼びかけた名」**
誰かの夢が まだ醒めない
耳の奥 ゆれるノイズ
「君」がいる 気がしてるだけ?
でも 確かに呼んだ声がある
風の奥に 重なる言葉
誰の声か わからなくても
君を知らないまま 愛してたような
見えない糸が 首筋に触れた
崩れた空 夜に染まって
名前も思い出せず 君だけ残る
駅のホーム 誰かが立ってる
でも振り向くと いない
交差点に 誰かの足音
でもそれは 私自身かもしれない
水たまりに 映る幻
誰の顔か 思い出せない
君に触れた記憶 ひとひらのノイズ
こぼれた夢を また拾い集める
交差点に 誰かの足音
でもそれは 私自身かもしれない
「あなたをずっと探してた」
その理由さえ 今はもう霧の中
名を呼ぶ声が 遠くで揺れて
それでもまだ 君を信じてる
繰り返す 夢のレコード
いつかまた 再生される日まで
この歌詞は、時間と記憶が交錯する世界観に、統合失調症の内面的な感覚――現実と幻覚の曖昧さ、存在のゆらぎ――を重ねたものです。 「君」が実在するのか、自分の内側の声なのか判別できないまま、それでも強く惹かれてしまう感情。交差点、駅、風や声といったモチーフは、過去と未来、現実と非現実をつなぐ比喩として使われています。 声をたどるように、記憶の深層を歩く主人公の姿が浮かび上がります。 ...
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