ブルーのグラスに、君がいた(Blues Ballad)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/4/7 19:56
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**「ブルーのグラスに、君がいた」**
ネオンでゆれる 古びたスナック
琥珀の酒に 君の影を映す
カウンター越しの 微笑みだけで
胸の奥に 小さな 波が立つ
名前も聞かずに 夜が過ぎる
その声は 氷を溶かす音
誰も知らない 俺の過去さえ
君の指先が 包んでくれる
ブルーのグラスに 君がいた
沈んだ夜に 浮かぶ月
ブルーのグラスに 君がいた
涙のように やさしく酔わせる
言葉はいらない ただこのままで
街のざわめき 遠くに聴こえ
俺たちだけの 夢の中
君の手がそっと 灰皿を引いた
それだけで 俺は救われた
雨が窓に 小さく囁き
「ここにいていい」と 風が言う
君の横顔 あかりに溶けて
一秒ずつ 未来になる
ブルーのグラスに 君がいた
愛と呼ぶには 静かすぎる夜
ブルーのグラスに 君がいた
けれど確かに ふたり溶けあった
あの日から 俺の世界が変わった
今夜もまた あの扉をくぐる
誰にも言えない 夢を抱えて
水のように 君を抱きしめる
昭和の面影が残る夜のスナックを舞台に、「名もなき存在」として生きる彼が、カウンター越しの彼女に出会い、静かに心を通わせていく物語です。ブルーのグラスは水と記憶、孤独と愛の象徴。言葉少なな二人の間に流れる優しい空気と、誰にも知られずに育まれる想いが、ロマンティックなブルース調で描かれています。
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