**「風の帰り道」**
陽が傾きかけた西の空
赤く染まった稲穂の丘を
窓を開けて風が抜けるたび
あの日の匂いが胸を揺らす
遠く鳥が帰る空 金色に光る雲の海
あの川沿いの古い道 名前もない駅で待ってる
帰ろう あの場所へ
木々が歌う 懐かしい風の音
帰ろう 胸の奥
誰も知らない 僕の地図の先へ
心が指す 風の帰り道
潮の香り混じる朝の町
屋根の上のカモメが笑う
夢を追いかけた遠い都会で
自分を見失ってた気がする
揺れるバスの窓越しに 眠る田園の静けさ
何も変わらず ここにあるものが 僕を迎えてくれる
帰ろう あの空へ
夕立のあと 虹が架かる場所
帰ろう 言葉より
胸が覚えてる あたたかい声
迷わずに行ける 風の帰り道
父が残した小さな歌 母が笑った台所の灯
過ぎた日々が ここにまだ そっと息をしてるよ
帰ろう あの場所へ
風が包む 優しさの記憶へ
帰ろう この胸で
今も響いてる 幼い日の声
心が指す 風の帰り道
| 投稿者 | スレッド |
|---|


