








**「夜明けを知らずに」**
ねえ 気づかなかったんだ
君の笑い声が どれだけ僕を守ってたか
窓の外 雨が降るたびに
同じ傘の中を思い出してしまうよ
優しさは いつも遅れてくる
君がいなくなってから 意味になる
触れられるうちに 抱きしめればよかった
でも僕はまだ 自分ばかり見ていた
愛していたのに 愛してると言えなかった
消えていく背中 追いかける言葉が 声にならない
君を知らずに 夜明けは来ないと
今さら知って ひとりきりで 朝を待ってる
時計の針が 止まったように
部屋の空気も 笑わなくなった
忘れようとして 覚えてしまう
そんな日々を繰り返しているよ
誰かを想うって どういうことか
君を失くしてやっと わかったんだ
もし時が戻るのなら 何度でも言うよ
「君がすべてだった」って ためらわずに
言葉より先に 涙がこぼれて
愛していた証は 思い出の中で 息をしている
もう戻れない でも君を愛してる
夜明けを知らずに ただ君を待ってる
ほんとうに大事なものは
手放してから わかるものなんだね
だから僕は今でも
あの日の君に 心を置いてきたまま
愛していたのに 届かなかったこの想い
消えていく君に 何ひとつ 言えずにいた
今も願ってる 君が笑ってるように
夜明けを知らずに まだ 夢の中で呼んでる
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