
ひかりのほうへ(Folk)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/5/27 19:57
8
0








**「ひかりのほうへ」**
夜がまだ明けぬ空の下
眠れずにいた小さな声
心の奥のひび割れに
そっと触れる光がいた
遠くで鳥が鳴いている
まるで答えを知ってるよう
失くしたものは帰らない
けれど歩ける気がした
いつかまた笑えるかな
優しさを信じられるかな
過去は消えないけど
僕を縛るものじゃない
ひかりのほうへ ひとつずつ
羽ばたく術を覚えてく
昨日の僕が 見上げた空
今日の僕にも続いてる
静かに ひとりきりじゃないって
鳥たちが教えてくれた
涙を隠す夜の中
誰かもきっと泣いていた
そんなふうに思えたら
歩く速さも変わるね
痛みさえ抱きしめたら
少しだけ強くなれるかな
生きてることの意味
今なら少しわかるかも
ひかりのほうへ 迷いながら
それでも前を向けるように
誰かの声が 背を押すたび
心に灯りが灯る
壊れても そのままでもいいって
そんな自分を許せたから
ひかりのほうへ
ひかりのほうへ…
この楽曲「ひかりのほうへ」は、静かな夜明け前の孤独と再生を描いたバラードである。眠れぬ夜、心のひび割れに差し込む“光”が象徴するのは、見えないけれど確かにそこにある希望や優しさだ。鳥の声や誰かの気配に導かれながら、傷を抱えたままでも前に進もうとする主人公の姿は、聴く者自身の心とも静かに重なる。過去を消さずに受け入れ、「そのままでもいい」と自分を赦すことで、やがて見える光。その柔らかい余韻が全体を包み込むように響きわたる。 ...
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
投稿者 | スレッド |
---|
execution time : sec