








**「またね、のその先で」**
ほのかに朝焼け 眠気と希望のあいだ
「今日もいつも通りだ」ってつぶやいて ドアを開けた
笑い合った写真の中 消えかけた文字のメッセージ
あの頃の僕ら どこに置いてきたっけ
すれ違い 飲み込んで 強がりが日常に
染みついてった心 気づかないふりしてた
「元気でね」なんて聞き飽きてたのに
その声が妙に 優しく響いて
うまく笑えなかった僕に
「またね」と手を振った
またね、のその先で 僕ら 違う夢見てた
今じゃ追いつけないくらい 君が遠くて
泣き虫な夜も バカみたいに語った未来も
全部、全部 この胸で まだ 歌ってるよ
忘れたくても 忘れられないからさ
傘を忘れた帰り道 二人で濡れて笑ったね
冷たい雨より 君の言葉が
ずっと胸を打ったんだ
似てる音楽 同じ駅で
いつも隣にいたこと 当然すぎて気づけなかった
偶然より 必然って思ってたよ
あの時の僕が 本気で願ってた
それだけは 嘘じゃないよ
君に届いてるかな
またね、のその先で 僕ら 別々の明日を
選んだその意味を 今も探してる
「大丈夫だよ」って君が 最後にくれた強さを
今、ようやく 受け取れた そんな気がした
離れても この想いは消えない
ねぇ もしもまた出会える日が来たなら
きっと照れて ふざけて
「久しぶり」って笑えるかな
僕ら 同じ空の下で 今も何かを信じてる
またね、がさよならでも 僕は 歩いていける
君がくれた日々が 今の僕を支えてる
「ありがとう」って 言えなかった分も
この歌に乗せて
またね、のその先で 笑って会えるように
今 ここから 踏み出すよ
またね、またね 心の中で
何度も君に手を振るよ
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