








**「透明な声」**
透明な空に 僕は溶けてく
誰の目にも 映らないまま
名前を呼ばれた気がしても
ただの風だった 悲しくなる
何をしても 足りなくて
何を言っても 届かなくて
笑ってる君が まぶしすぎて
僕の醜さ 照らしてく
ねぇ もしも 僕が
消えても 君は
気づかず そのまま
綺麗に 歩いていくんだろう
僕はクズだろ?
どうしてまだ ここにいるの?
君みたいになりたいって
思うことすら 罪みたいで
神様がいたなら
きっと僕は選ばれない
壊れてしまったこの声で
叫ぶよ 叫ぶよ
ねーねー空に 僕は溶けてく
誰の目にも 映らないまま
鏡の中 目を逸らした
見たくないのは 現実で
きっと君は 知らないまま
優しい嘘で 僕を刺す
僕の世界は
モノクロのまま
君の色には
なれない どこまでも
僕はクズだよ
愛される資格なんてない
君の笑顔の裏側に
僕の存在はないんだ
だけどどうして
まだ 君を見てる
どうか お願い
僕を 見つけてよ
…たった一度でいいんだ
透明な空に 僕は還るよ
君の世界に 僕はいらない
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