








**「沈黙の声」**
また夜がやってきた
胸の奥でざわめく影
閉じた瞼の裏側に
浮かぶ景色が消えない
眠る間に植えられた
言葉にならない種が
心の奥で静かに
今も根を張っている
ひとりきり歩いた街
冷えた風が頬を打つ
眩しすぎる光の中
何かが叫んでた
ネオンの雨が降る
沈黙に染まる夜
誰も気づかないまま
こぼれ落ちる声
目の前に広がる人波
言葉はあっても届かない
耳を塞いだこの世界で
叫びは静寂に消えた
誰もが見ないふりして
見えない鎖を纏う
名前のない孤独だけ
街に響いている
信号が瞬くたび
流れる時間の中
交わらない視線の先
答えを探してる
ネオンの雨が降る
沈黙に染まる夜
誰も気づかないまま
こぼれ落ちる声
「誰か気づいてよ」
掴もうとした手は
まるで雨粒のように
静かにすり抜ける
ひとりきり歩いた街
冷えた風が頬を打つ
眩しすぎる光の中
何かが叫んでた
ネオンの雨が降る
沈黙に染まる夜
誰も気づかないまま
こぼれ落ちる声
壁に書かれた落書き
誰が残した言葉?
通り過ぎる誰かの声
沈黙の中で響く
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