**「北の風が結ぶもの」**
山吹(やまぶき)咲いた 峠道(とうげみち)
手を引くあなたの 背がまぶしい
種まく人の 唄う声
こごえる風に 揺れていた
釜の湯気 ほのかに香る
囲炉裏の笑い 沁みてくる
ひとつぶの ぬくもりさえも
春の雪に 守られて
あなたと出逢い ほどけてゆく
会津の空に 手紙書いた
巡り巡って 北の風さえ
この想いを 運んでる
青森りんごの 赤い実が
手渡しのように ころがった
霧深き 八甲田
語らぬことが 愛だった
しぐれ雲 こぼした声
あの日の駅で 言えぬまま
指をふる あなたの影が
いまも胸に 残ってる
あなたがいたから 歩けた道
黄金色(こがねいろ)の 稲の波間
吹きぬけてゆく 秋の便りに
また会えると 信じたい
雪が降り積む 津軽の町で
心だけが 春を待ってる
風が結んだ 名もなき糸を
たぐり寄せれば そこに、あなた
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