







**「静かな光」**
白い蛍光灯の下
静かに揺れるカーテン
誰かの笑顔の奥に
消えた涙が光る
コートのポケットの奥
握りしめた小さな温もり
消えかけた記憶の灯が
今も胸を焦がす
「きっと大丈夫だよ」
そんな言葉を信じたくて
夢と現実の狭間で
まだ歩き続けた
静かな光が照らす夜
希望と絶望を抱きしめて
届かない声が風に溶けて
それでも前を向く
君がいた 君がいた
幸せだったあの日々が
ひとつ、ふたつ、こぼれた涙
今も胸を締めつける
街のネオンが滲む窓
昨日の影が揺れてる
「おやすみ」とも言えなくて
ただ背中を見送った
交わした約束の数だけ
心に残る痛みがある
それでも進むしかないこと
きっと君も知ってる
「もう忘れたほうがいい」
そんな言葉に背を向けて
未来と過去の狭間で
まだ君を探してる
静かな光が揺れる夜
喜びも悲しみも抱えて
願い続けた夢のかけら
今もこの手の中
君がいた 君がいた
消えない声が響いてる
ひとつ、ふたつ、こぼれた涙
それでも歩き出す
たとえ闇に包まれても
かすかな光を信じたい
壊れた夢の破片を
そっと拾い集めて
静かな光が照らす道
希望と絶望の向こう側
君のことを忘れないまま
私は生きていく
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