**「時の鼓動」**

陽だまり揺れる丘の上  
君の声が風に溶けた  
制服の袖を握りしめ  
「また明日」と小さく言った  

遠い未来に届くように  
私たちは何を探していたの？  
君の瞳に映る景色が  
どんな色をしていたのか  

言葉にならない想いが  
胸の奥で鳴り響いている  

時の鼓動が僕らを急かす  
限られた命の中で  

君の笑顔を守りたかった  
それだけでよかったのに 
 
桜の下で交わした夢  
あの日の約束、今も覚えてる  

夕暮れ映す教室の窓  
君の背中が遠くに見えた  
「叶えられない夢があっても」  
その言葉に涙を隠した  

街のざわめき、古い駅舎  
二人で歩いたこの道も  
いつか僕の記憶の中で  
永遠に輝き続ける  

君と刻んだ時間だけが  
永遠を知っている気がした  

時の鼓動が私たちを引き裂く  
儚い運命の狭間で  

君の未来をただ願ってた  
手を離してもいいと思った  

夏の空に誓った言葉  
胸に秘めて歩き出すよ