オリジナル曲♪
**「路地裏の湯けむり」**
(la la la...)
(ah... ah...)
蛇口の音まで
今日という歌になった
古い窓を揺らす風さえ
君が笑えば春だった
六畳ひと間の
少し傾いた世界
隣のテレビの音
夕飯の匂い
細いカーテンを
夕焼けが染めてた
欠けた茶碗を
「まだ使えるね」と笑う君
買ったばかりのせっけんを
小さくなるまで大事にして
何も持っていない二人は
不思議なくらい満たされてた
「寒いね」
「近くにいるよ」
その一言だけで
冬は少し短くなった
(Stay...)
(Stay...)
君と歩いた
湯けむり帰り道
湯上がりの頬が
街灯より眩しかった
お金じゃ買えない
今日という灯り
何もない暮らしなのに
何ひとつ足りなかった日はない
(You're My Home...)
(Ahh...)
雨粒が屋根を叩く
時計だけが
少しずつ未来を進めていた
季節は黙って
ページをめくる
並んでいた歯ブラシも
片方だけ残った
理由なんて
今でも知らない
知ろうとしないまま
大人になった
君のマグカップだけが
最後まで捨てられなかった
(Ahh...)
もしも
もう一度だけ
あの狭い部屋へ
帰れるなら
高いレストランも
綺麗な指輪も
何もいらない
あの日の夕飯を
もう一度食べたい
(Stay...)
君と歩いた
あの細い帰り道
名前もない景色が
宝石より輝いていた
幸せってきっと
増やすものじゃなく
隣で笑う人と
少しずつ育つものだった
失くして初めて
胸に咲く花がある
貧しかった
あの日々だけが
今も誰より
豊かに光ってる
(You're Still My Home...)
(Forever...)
(Ahh...)
夜風が
古い路地を抜ける
湯けむりはもうない
それでも時々
心だけは
あの部屋へ帰っていく
(La la...)
(Thank You...)
(Good Night...)
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