灰の指先(Emotional Rock)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/11/11 11:25
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オリジナル曲♪
**「灰の指先」**
夜の風が 頬を撫でた
灯りの残骸が 机の上で泣く
僕はただ その色を見つめてた
君の手を握ったまま
温もりが 逃げていった
壁の影が泣いていた
時計が 息を止めた
名前を呼んでも もう応えない
風だけが カーテンを揺らす
言葉の残骸が 床を這う
夜が 僕の胸で眠る
あの日の夢も
この指にまだ眠っている
何も言わずに 消えた背中が
今も瞼に 焼きついている
眠るように消えた君のぬくもり
灰になっても 離れない
指先がまだ 君を探す
夜の果てで 独りぼっちのまま
雨が窓を叩いている
君の涙みたいで 胸が軋む
「もういいよ」って風が言うけど
まだ 言葉が出てこない
灰になっても 消えない声
闇の底で 手を伸ばす
眠るように消えた君の手のぬくもり
闇に散っても 消えはしない
この掌が 朽ちるまで
君の灰を 抱きしめている
La… 君の灰よ… La…
この詩は、最期の別れの瞬間を過去の記憶として語る叙情詩である。 冷たくなっていく手を握りながら、失われた温もりがまだ指先に残る感覚が全体を支配する。 英語のコーラスは、彼の内なる声や亡き人の残響として響き、音の奥で「消えた愛」が語りかける。 優しいストリングスとコーラスが絶望を包み、 ロックの激しさの中に祈りのような静寂を生む。 “灰の指先”は、失った愛の証を永遠に抱く象徴として、 この世界の夜を照らし続けている。 ...
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