








**「まだ名前のない空」**
澄んだ風が窓を叩く
止まった時計がまた動き出す
言われた通りに歩いてきた
正しい道だと信じたくて
でも胸の奥でざわめく声
「これは本当に自分の夢?」
答えを急かすまなざし
家族の期待に押されて
笑顔で隠すけど
夜になると涙が滲む
まだ名前のない空に
僕の未来を描いてみたい
初めて芽生えた気持ちが
翼を震わせている
君と笑った帰り道
胸が熱くなる 知らなかった色
「大丈夫?」と君が言った
その一言で楽になるんだ
教科書の隅に書いた文字
いつかは君に見せたい願い
押し寄せる不安も
背中を押す優しさも
全部抱きしめたまま
自分の声を探してる
まだ名前のない空に
僕の未来を描いてみたい
かすかな恋の予感が
星座を繋いでいく
君と見上げた放課後の空
答えはなくても 光を信じた
「きっと君はできる」
「信じてるよ」
その声が響くたび 歩き出せる
まだ名前のない空に
僕の未来を描いてみたい
家族の夢も 誰かの願いも
抱きしめて飛び立つんだ
初めて知った恋の色が
僕を強くする 君と見た空で
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