








**「風になる前に」**
君は夕立みたいだ 突然降ってきて
僕の心をずぶ濡れにして笑う
でも 虹みたいにすぐ消えて
残された僕は まだ空を見上げてる
僕は街灯みたいだ 誰も気づかなくても
君が帰る道を 照らし続けてしまう
壊れかけの灯りでも まだ消えたくなくて
君の影を探してる
ねぇ 愛って何なんだろう
生きるって ただ今日を繋ぐこと?
存在の意味を 互いに問いかけながら
答えは風にさらわれていく
僕らは海に浮かぶボトルの手紙
嵐に揺られながらも どこかで会いたいと叫ぶ
君の声は 流星の尾のように儚くて
でも焼きついた残光が まだ僕を導いてる
生きる理由なんて探さなくても
君と出会った夜が 意味になった
君は月のようだ 形を変えて
僕を惑わせて でも消えはしない
僕は砂時計 零れ落ちながら
君の名前を数えて 時間を刻む
ねぇ 運命ってあるのかな
それとも全部 偶然のいたずら?
でも心臓の鼓動は ただの音じゃなくて
確かに君を呼んでるんだ
僕らは森に響くエコーみたいに
すれ違っても 何度も声が戻ってくる
君の涙は 朝露みたいに透明で
触れるとすぐ消えるけど 命より尊い
明日の意味なんて誰も知らなくても
君を愛すことで 答えを描きたい
人生は旅路だと 本に書いてあったけど
僕には君が 地図そのものなんだ
もし風になる日が来ても
君の髪を撫でて 思い出に還りたい
僕らは流れる川のように
時にぶつかり 時に離れていくけど
君がいるから この流れに身を任せられる
意味のない日々も 君の手で満たされる
存在の答えなんて 誰にもわからなくても
「君と生きてる」それがすべてだ
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