
山の灯(Jazz Ballad)
yamanba
Music(音楽)
:
2025/9/3 15:11
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**「山の灯」**
「ねえ、あのときさ」 君が笑う
転んでついた 小さな泥跡
僕は慌てて 手を差しのべて
君はむくれて 袖をひっぱった
リュックの奥 こっそり隠した
君の好きな 甘いキャラメル
「ずるいね」って ほっぺを膨らませ
僕は負けて 笑い転げた
山の灯に 心をあずけ
「寒いよ」って 肩を寄せる
君の声は 子供みたいで
僕の胸に ずっと残る
落ち葉の道 君がはしゃいで
振り返る顔に 光が揺れる
「待ってよ」って 少し甘えた声
その響きが 今も愛しい
眠たげな夜 火を囲みながら
君の夢を ぽつり語った
「もっと一緒にいたいんだよ」
その言葉が 灯りになった
山の灯に 想いをあずけ
寄り添う影が 重なってゆく
君と笑う そのひとときが
僕の中で ずっと生きてる
霧の向こうで 君が手を振る
記憶の中で 僕は追いかける
「ねえ、覚えていて」 その声だけが
灯りみたいに 消えずに揺れる
この歌詞は、恋人同士が共に登った山での時間を、懐かしさと甘えを交えて振り返る構成になっています。霧や落ち葉、火を囲む夜といった自然の情景が二人の記憶と重なり、愛しい瞬間を永遠に留めたい気持ちが描かれます。「寒いよ」と寄り添う仕草や「ずるいね」と頬を膨らませる場面は、日常的でかわいらしいやりとりを象徴し、聴き手の心に温かさを呼び起こします。サビに繰り返される「山の灯」という言葉は、過去の体験や心のよりどころとしての象徴であり、時が経っても消えない絆を示しています。最後の「覚えていて」という願いは、ただ思い出に埋もれるのではなく、互いの存在を確かに心に刻んでほしいという切実な想いであり、愛と記憶の交錯が余韻として響く作品となっています。 ...
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