








オリジナル曲♪
**「あの時、ちゃんと止めればよかった」**
**「あの時、ちゃんと止めればよかった」**
あの夜のことは まだ忘れていない
君が急に黙って 冷めたコーヒーを見つめていたね
「もういいよ」って言葉の裏で
止めてほしかったこと 俺は気づけなかった
扉の音は いつもよりずっと静かで
君の足音は 夜の闇に消えていった
あのとき笑えたならば
今こんな風に思い出すこともなかったのかな
でも、それでも 無理だったかもしれないね、ごめん
ずっと我慢してたんだね、君は
自由の風を求めていたんだろう?
一緒にいることで 君の心は重くなっていたのかな
今なら少しだけ その痛みがわかる気がするよ
でも、いまさら気づいても遅すぎる
時間は戻らず 君にもう会えない
何も変えられない現実だけど
こうして言葉にすると 少しは楽になる気がするんだ
もし君の翼を 俺が折ったのなら
その重さを ずっと背負っていくよ
でも君は飛びたかったんだよね?
俺が止めていたら もっと苦しかったはずだ
泣いたかどうかも 覚えてはいないけれど
夜風に揺れる君の髪は 今でも鮮明に思い出せる
たまに夢に現れるけれど
いつも後ろ姿のままなんだ
君がいなくなって 部屋は片付いたけれど
心の中は まだぐちゃぐちゃで
テレビの音も 空虚に響くだけ
コーヒーの味も 消えてしまったみたいだ
あの時、もっとぶつかってよかったのかもしれない
泣きながらでも 引き止めればよかったのかもしれない
でも、君はもう決めていたんだろう
あの日の瞳が そう告げていた
もし俺が 君の自由を奪ったのなら
その罪を 一生背負っていくよ
でも君が飛び立てたのは
俺といたから、少しは勇気が出たのなら
それだけでいいんだ
君の残した鼓動が まだこの空気の中にある気がする
風の音に紛れて どこかで聞こえる
俺は今も あの日の玄関で立ち尽くしている
「行かないで」と言えなかった あのままで
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